ここだけ読んで
「できるだけ詳しく」をモットーに書いていたら、かなり長い内容になってしまいました。 正直、自分でも読み返すのが面倒な長さです。 なので、全て読むのが面倒な場合は、「自家生産の核となる配合理論」と「ニックス操作」だけ読んで下さい。 これで大半は理解できると思います。
最強配合とは?(はじめに)
このページで説明する最強配合とは、「爆発力40~60以上の質の高い配合」と考えて下さい。 爆発力に関しては、2016版までは40以上、2017版は45以上、2018版以降は60以上を目安にしています。
質の高い配合とは、スピード(爆発力)だけでなく、サブパラ・競争寿命・成長力・配合評価・仔出しの全てが高くなる配合と考えて下さい。
簡単に言うと、以下の全てを満たす父と母との配合で、「アウトブリード・危険度0・爆発力40以上」が私の考える質の高い最強配合です。
- SP
- 75以上
- ST
- 55以上
- 成長力
- 持続
- 成長型
- 早め以降
- 瞬発力
- A以上
- 根性
- A以上
- パワー
- S
- 賢さ
- S
- 精神力
- S
- 健康
- A以上
- 仔出し
- 6以上
また、父と母の能力が高ければ、爆発力25前後でも最強クラスの馬は生産できます。 正直、父の能力がシアトルスルーのように突出していれば、爆発力20前後でも十分です。 「爆発力が大きいほど強い馬を生産できる」といったニュアンスで、配合について説明しているサイトをよく目にします。 ですが、爆発力はスピードのみに影響するので、「爆発力が大きいほど強い馬を生産できる」といった事は絶対にありません。 爆発力を大きくする事は重要です。 ですが、配合の質を考えずに爆発力ばかり求めすぎると、距離適性が中距離以下の「スピード馬鹿」しか産まれなくなるので注意して下さい。
配合例
このページの内容は初心者には難しく感じると思います。 なので、「とにかく手っ取り早く強い馬を自家生産したい!」という方は、以下のページの配合例を参考にして下さい。
基礎知識
最強配合を考える上で、覚えておくべき基礎知識です。 全て重要ではありませんが、少しでも強い馬を生産したいのであれば、理解しておくべきだと思います。
最強配合の考え方
ウイニングポスト8では、能力の高い繁殖牝馬に「爆発力→配合評価」でソートして、インブリード(危険度1以上)を除く、最上位の種牡馬を種付けすれば、重賞クラスの馬がコンスタントに生産できます。 ですが、自家生産馬は史実馬に比べ、圧倒的に不利です。 なので、史実馬の能力を上回るためには「爆発力・総合評価・サブパラ・成長力・競争寿命」の5つが高くなる配合を考え、種牡馬・繁殖牝馬を生産する事が重要になります。
- 「ディープインパクトのような能力の高い史実馬」×「自家生産した能力の高い繁殖牝馬」で総合評価S・爆発力30の配合。
- 「総合評価S・爆発力40以上で生産した種牡馬」×「総合評価S・爆発力40以上で生産した繁殖牝馬」で総合評価S・爆発力50以上の配合。
上のA・Bの配合を比較した場合、最強馬を生産しやすいのは、断然Aです。 Bの方が強い馬を生産できるように感じると思いますが、自家生産した種牡馬のスピードの最大値は75です。(繁殖牝馬も同様) 現役時代に80以上のスピードがあったとしても、種牡馬になるとディープを超える事はできないのです。
史実馬を配合の〆にする最大のメリットは、予め血統が確認できるため、その史実馬と爆発力が大きくなる繁殖牝馬の血統構成のみを考えればいい点です。
また、爆発力はスピードのみに影響するため、自家生産でどんなに優れた配合をしても「スピード馬鹿」になりがちなのです。 なので、最初からディープのような有力史実馬を〆にして配合を考えた方が、仔出しも高いため、簡単且つ効率良く最強馬を生産できます。
- 自家生産で種牡馬生産
- 自家生産で繁殖牝馬生産
- 01×02=最強配合
とは言っても、やはり自家生産にこだわるのであれば、「自家生産馬×自家生産馬」の配合で、最強馬を目指したいと考える人は多いと思います。 なので、上のような最強配合を実現するためのポイントを、順を追って説明します。
重視すべき配合理論(配合理論と爆発力)
ウイニングポスト8の各配合理論の成立条件と効果、爆発力については、以下のページを参考にして下さい。 血脈活性化配合・活力源化因子・母父○(まる)の3つは、ウイニングポスト8の基本となる配合理論です。 必ず成立条件を理解しておきましょう。 最強馬を生産するために重視すべき配合理論は「どんな状況でも確実に成立するデメリットのない配合理論」と考えて下さい。 要するに、支配率・相性・評価額などが成立条件となる配合理論(ニックス・ライン活性配合など)は、最優先で考えるべき配合理論ではないという事です。
自家生産の「核」となる配合理論
- アウトブリード
- 血脈活性化配合8本型
- 母父◎
- 活力源化因子
- 活性因子
- 完全型活力補完(能力因子で成立)
- 牝系配合
- 100選配合
- 3冠配合
- ドリームマッチ配合
- そっくりさん配合
- 極限調教配合
ウイニングポスト8で必ず成立させるべき、「核」となる配合理論は上のA~Eです。 ウイニングポスト8 2017以降はG・H、2018以降はI・J・K・Lも加えて考えます。 Fの完全型活力補完は、能力因子のみで成立できる場合のみと考えて下さい。
この「核」となる配合理論のみで、爆発力30以上は可能です。 ウイニングポスト8 2018以降は、爆発力45以上も簡単に実現できます。 この「核」となる配合理論に、他のデメリットのない配合理論で爆発力を加算して、最終的な爆発力を40~60以上にします。 これで、最強配合は完成します。
上画像を使って、簡単にやり方(考え方)を説明します。 アウトブリード(危険度0)が前提となります。 上画像の黄枠の8頭の親系統が全て異なると、血脈活性化配合8本型が成立します。
繁殖牝馬の父となる青枠の馬が、系統を確立していて、且つ能力因子が2つある馬にすると、母父◎が成立します。 これで、以下の爆発力が確定します。 「アウトブリード+血脈活性化配合8本型(8)+母父◎(4)+種牡馬繋養施設Lv3(3)」=爆発力15。 この爆発力15が最低爆発力と考えて下さい。 これが配合の基本です。 これに活力源化因子が多く入る血統構成を考え、爆発力を上げていきます。 背景赤の馬全てに活力源化因子を入れる事ができれば、爆発力+14となり、最低爆発力と合わせて計29の爆発力が得られます。 これが最も単純でわかりやすい、「とてつもない爆発力(29以上)」が成立する配合だと思います。
ただし、父と母に大種牡馬因子、名種牡馬因子がそれぞれ1以上入るようにする必要があります。 また、種牡馬(父)の系統を確立すると、さらに+1となり、爆発力は30に到達します。
以上が成立する種牡馬・繁殖牝馬は、90年代前半までに生産可能です。 シャーペンアップ系、リヴァーマン系を確立すれば、シャーペンアップ×トリプティクで父が生産できます。 テスコボーイ系、バックパサー系、マルゼンスキー系を確立すれば、マルゼンスキー×ニッコーテスコで母が生産できます。 なので、この2頭を配合すると、爆発力は必ず29以上になります。
90年代前半までに成立する組み合わせは、他にも多数あります。 ですが、これを成立させるためには、テスコボーイ系確立後のテスコボーイ、シャーペンアップ系確立後のシャーペンアップなど、以下の条件を全て満たす種牡馬が必ず必要になります。
- 自身が能力因子を1つ以上持っている。
- 自身を含め、3世代続けて系統を確立している。
- 母父に活力源化因子がある。(要するに母父が系統を確立している)
この条件を満たす種牡馬は、ミスタープロスペクター系、ダンジグ系などの主流系統を除くと殆どいません。 90年以降に自然確立する系統にもいません。 なので、爆発力を増やすためには、上の3つの条件を満たす種牡馬で、新たな系統を確立する必要があります。
また、最初から父側の成立条件を全て満たす史実馬も何頭かいます。 代表的なのが、キングマンボ系確立後のエルコンドルパサーです。
エルコンドルパサーは、牝系配合・3冠配合・100選配合・ドリームマッチ配合の成立条件も満たす事が容易なため、母側で能力の高い馬を生産できれば、爆発力30以上の配合が容易に成立するはずです。
2017版以降の配合理論について説明します。 ウイニングポスト8 2017以降は、さらに爆発力の加算が可能です。 父と母を何れかの牝系に属する繁殖牝馬から生産すれば、必ず牝系配合が成立します。
2017版で確実に加算できるのは、牝系配合の+2のみです。(計31) そして、かなりズルいのがウイニングポスト8 2018以降のバージョンです。 父と母を同じ種類のSH名鑑を使用して生産すれば、3冠配合・100選配合・ドリームマッチ配合・そっくりさん配合・極限調教配合の成立条件が全て容易に満たせます。 よって、計17の爆発力が加算され、爆発力48以上になります。 上記で例を上げた、シャーペンアップ×トリプティク、マルゼンスキー×ニッコーテスコで父と母を生産する方法も、SH名鑑を使用すれば爆発力46以上(牝系-2)になります。
SH名鑑は「SH名鑑を確実に入手(ドリームマッチ攻略法)」を使用すれば簡単に入手できるため、難しい要素はありません。 なので、2018版以降は、爆発力40以上の配合が容易に成立します。
以上が、ウイニングポスト8の各バージョンで、「核」となる配合理論を成立させる方法です。 活性因子と完全型活力補完については以下で説明します。
ここまでが最強配合の第一段階です。 以降は爆発力をさらに加算するために、少し面倒な作業が必要になります。 ウイニングポスト8 2018以降は、ここまででも十分だと思います。
ニックス操作(第二段階)
上記「自家生産の核となる配合理論」に、さらに爆発力を加算する方法です。 使用する配合理論は、ニックスのみです。 ウイニングポスト8 通常版(無印)~2017版はトリプルニックス(爆発力6)、2018版はフォースニックス(爆発力8)の成立を目標にします。
そのためには、自らニックスを操作する必要があります。 簡単に言うと、新たな系統を確立して、その系統のニックス対象をトリプルニックス以上が成立する系統にする方法です。 慣れてしまえば、タブルまでは簡単だと思います。 ウイニングポスト8 2018以降は、SH名鑑があるためフォースも簡単です。
父の系統を確立する場合はA、確立しない場合はBを、C・D・E・Fとニックス対象にする必要があります。 AorBの系統を確立する際に、以下の02~04の配合で、それぞれ重賞馬を3頭以上生産します。 Cの系統が既に確立している場合は、01も加えます。 次にCの系統を確立する際に、05の配合で重賞馬を3頭以上生産します。(既に系統が確立している場合は必要なし)
- (AorB)の種牡馬×Cの系統の繁殖牝馬
- (AorB)の種牡馬×Dの系統の繁殖牝馬
- (AorB)の種牡馬×Eの系統の繁殖牝馬
- (AorB)の種牡馬×Fの系統の繁殖牝馬
- Cの種牡馬×Aの系統の繁殖牝馬
以上ができると、フォースニックス(爆発力8)が成立します。 G1馬の場合は、2頭でもニックス対象になると思います。 注意点は、ニックス操作は系統が確立する前に終わらせておく必要があるので、ニックス操作のために生産した馬(重賞馬)は、確立前に引退させる必要があります。 これで2016版までは29+8=37、2017版は31+8=39、2018版以降は48+8=56の爆発力が確定します。 難しく感じると思いますが、予め父(種牡馬)に合う、C・D・E・Fの系統の繁殖牝馬を生産しておけば、重賞クラスなら簡単に生産できると思います。
海外牧場でWサヨナラ(仕上げ)
最強配合の仕上げです。 仕上げといっても、海外牧場を建設していないと実行できません。 種牡馬と繁殖牝馬を海外牧場に移動させ、Wサヨナラ配合を成立させます。 Wサヨナラ配合は爆発力だけでなく、精神力・賢さ・健康・パワー・勝負根性・瞬発力もアップするので、配合の仕上げに最適です。
種牡馬(父)と繁殖牝馬(母)の〆にする種牡馬を、父・母ともに日本のみで系統を確立した種牡馬にします。 候補はサクラユタカオー系、トニービン系、ブライアンズタイム系、マルゼンスキー系などになります。 サンデーサイレンス系は、海外に輸出される可能性があるので避けて下さい。
生産した種牡馬が23歳以上、繁殖牝馬が15歳以上になったら、米国牧場か欧州牧場に移動させます。 これでWサヨナラ配合(爆発力8)が成立します。 2016版までは37+8=45、2017版は39+8=47、2018版以降は56+8=64の爆発力が確定します。 馬齢が成立条件に含まれるので、種牡馬(父)を先に生産する必要があります。 2017版までのバージョンで、爆発力50以上にしたい場合は、2016版は以下のA~C、2017版はA~Dの成立を考えましょう。 2017版はB・C・Dの何れかが1つ成立すれば、50以上になります。 2018版以降で爆発力70以上にしたい場合は、A・Bが成立する配合を考えましょう。
また、このページの最初にも書きましたが、父と母の能力が高ければ、爆発力は25前後でも十分です。 爆発力ばかり求めすぎると、逆に配合の質(産駒の質)が落ちる可能性がある事も覚えておいて下さい。
究極配合(本当の仕上げ)
上の配合で種牡馬と繁殖牝馬を生産し、その種牡馬と繁殖牝馬でも上の配合が成立する。 これが本当の仕上げ「究極配合」です。 要するに、上の配合を2つ考える必要があります。 最終的な血統を考えて計画的に進めれば、面倒なだけで、1つも2つも大差ありません。
使うべきではない配合理論
A・Bはデメリットの大きい配合理論、Cは成立させる価値がない配合理論です。 ラインブリード、インブリードで爆発力を高めるくらいなら、たとえ10以上爆発力が下がっても、成立させない方が強い馬を生産できる確率は高いです。
ラインブリードとインブリードの最大のデメリットは、競走寿命と成長力が極端に低い馬の産まれる確率が、非常に高い事です。 競争寿命と成長力の低い馬は、成長度が全く上がりません。 成長度が上がらないと、殆ど活躍できないまま引退です。
なので、どんなに能力が高くても、8割程度の能力しか発揮できません。 血脈活性化配合でデメリット(危険度)を減らしても、これを回避する事は難しいです。 また、競争寿命と成長力は遺伝が強く、次の世代の配合にも大きく影響するため、ラインブリード、インブリードだけでなく、「危険度1以上の配合は全てダメ」くらいに考えて下さい。 雷嵐配合に関しては、成立させる事に問題はありません。 ですが、該当馬にしか成立せず、期間も限定されるため、「たった1頭の繁殖牝馬のために成立させる価値ある?」というのが本音です。 配合が成立する間に、強い馬を生産できる保証もないので、労力に見合った効果があるとは思えません。
というよりも、2017以降は爆発力40~50以上の配合が簡単に実現可能です。 なので、わざわざ面倒な雷嵐配合を成立させる価値はないと思います。
史実馬を〆にする最強配合
史実馬を〆にする配合も、基本的な考え方は、ここまで説明した内容と同じです。 むしろ、史実馬を〆にした方が簡単だと思います。 ただし、ウイニングポスト8 2017以降は、所有できない史実馬を配合の〆にすると、確実に爆発力が低下します。
これは、3冠配合・100選配合・極限調教配合・ドリームマッチ配合など、プレイヤーが所有しないと、成立条件を満たせない配合理論があるからです。 なので、2017版以降で史実馬を〆にした最強配合を考える場合は、競走馬として所有可能な史実馬を選択するのがベストです。
キングカメハメハ(上画像)を例に、史実種牡馬の爆発力を上げる方法を説明します。 キングカメハメハは血がかなり偏っているため、通常だと爆発力を大きくするのに限界があります。 ですが、以下の系統を確立・昇格させると、見違えるほど爆発力が大きくしやすい種牡馬になります。
以上ができれば、キングカメハメハを〆にした配合で、爆発力30以上が容易に成立します。 2018版以降は爆発力50以上も簡単です。 キングマンボ系を昇格させる理由は、生産した馬の繁殖後のためです。
キングマンボ系、キングカメハメハ系以外は、かなり難しい条件ですが、「好きな史実馬を〆にして最強馬」と考える場合、こういった事も必要になると思います。
まとめ
上のような最強配合を成立させるためには、系統確立と優秀な繁殖牝馬の生産が必要不可欠です。 そして、「最強配合」「系統確立」「優秀な繁殖牝馬の生産」の3つ全てが=(イコール)で結びつく配合が理想的と言えるでしょう。 系統確立と優秀な繁殖牝馬の生産については、このページの説明では不十分です。 「牝系と優秀な繁殖牝馬のつくり方」と「系統確立・系統保護」も参考にして下さい。
このページで説明した配合は「最強配合・中級編」と「最強配合・上級編」で実践しているので、そちらも参考にして下さい。 2017版以降は「中級編」が簡単です。
読み直しても、わかり易い文章とはとても言えないので、最後まで読んでくれた方、本当にありがとうございます。 配合に関して少し偏った考え方だと思うので、この私なりの最強配合が、少しでも強い馬の生産に役立てば幸いです。