系統確立・系統保護ウイニングポスト8攻略

はじめに

系統確立を「核」とした配合のメリットは、「各配合理論の成立が容易になる=爆発力アップ」です。 なので、血統構成から各配合理論の成立条件を考え、確立する価値のある系統か見極める事が重要になります。 また、系統確立について勘違いされている方がいるので、以下の事も理解しておいて下さい。 子系統(新系統)の確立のみでは、得られる効果は半分以下です。 「系統を確立する過程で親系統を増やし、子系統数の多い親系統から離脱させる」これで最大の効果が得られます。 要するに、やみくもに子系統だけ増やしても、配合で得られる効果は少ないという事です。 系統確立で系統を切れ目なく繋ぎ、親系統に昇格させていく事が重要なのです。 (ナスルーラ系→プリンスリーギフト系→テスコボーイ系→サクラユタカオー系→サクラバクシンオー系=プリンスリーギフト系昇格)

子系統の確立条件

以下の3つの条件を同時に満たすと、年末に新たな子系統が確立します。 条件を満たす種牡馬が2頭以上いる場合は、馬齢の高い種牡馬が優先されます。

条件1
系統を確立する種牡馬が現役。
条件2
対象種牡馬の全世界の支配率が2%以上、もしくは所属地域で5%以上。
条件3
確立する新系統に属する種牡馬が、全世界で4頭以上。

系統に属する種牡馬が日本・欧州・米国の2ヶ国以上にいる場合は世界で2%、それ以外は所属地域で5%以上で確立させるのが基本となります。 また、米国・欧州は日本に比べ、種牡馬の全体頭数が少ないため、支配率を上げやすい事も覚えておきましょう。

例えば、00年にサンデーサイレンス系の国内支配率が5.1%の場合、全てのサンデーサイレンス系の種牡馬・繁殖牝馬・幼駒を米国に移動させると、サンデーサイレンス系の米国支配率は8.7%になります。

なので、海外牧場開設後は、海外の方が系統を確立させやすいと考えて下さい。 ただし、年数が進むと差は徐々に縮まってきます。

親系統への昇格条件

以下のABCの何れかを満たした状態で、DEの条件も満たしていると、親系統に昇格します。 子系統の確立と同時に昇格も可能です。 昇格の基本はBDEと考えて下さい。

  1. 対象系統の支配率が全世界で10%以上、もしくは所属地域で12%以上。
  2. 対象系統が3代にわたり子系統を確立。
  3. 対象系統が2種類以上の子系統を確立。
  4. 親系統に昇格する系統が滅亡していない。
  5. 昇格に影響する系統が全て滅亡していない。

昇格パターンA

ニジンスキー系ノーザンテースト系などを国内支配率12%以上にして昇格させる場合が、これに該当します。 サンデーサイレンス系(日本12%)、ミスタープロスペクター系(米国12%)、サドラーズウェルズ系(欧州12%)なども、このパターンで親系統に昇格します。 子系統の確立、親系統の昇格は同年でできるので、効率的な昇格方法です。 国内の支配率で確立する系統、且つ所有可能な種牡馬は、全てこの方法で昇格可能です。 ただし、支配率を極端に上げる必要があるため、確実に他系統の確立の妨げになります。

昇格パターンB

「カラムーン系→カンパラ系→トニービン系→グレイソヴリン系昇格→ジャングルポケット系→カラムーン系昇格」といったパターンがこれに該当します。 系統を繋いでいく過程で「系統確立=3代前の系統昇格」となるため、最も効率的、且つ効果的な昇格方法です。 この方法が昇格の基本です。

注意点は、2~3代前の系統は確立から15年以上経過している可能性が高いので、昇格前に滅亡してしまう事です。 とくにテスコボーイ系→サクラユタカオー系を繋いで、プリンスリーギフト系を昇格させる場合、サクラユタカオー系の確立でテスコボーイ系は滅亡する可能性があるので注意して下さい。

昇格パターンC

「ミルリーフ系+リヴァーマン系=ネヴァーベンド系昇格」といったパターンがこれに該当します。 昇格のために確立した系統同士の配合が無価値なので、最も効率の悪い昇格方法です。 要するに、どちらか片方の系統確立が無駄という事です。 なので、できるだけこの方法での昇格は避けるべきです。

血統支配率

血統支配率の計算は以下の(A+B+C+D)÷4と考えて下さい。 繁殖牝馬の評価額を計算に入れてませんが、これで問題ないと思います。

  1. 【全種牡馬の種付け料の合計】÷【新系統に属する種牡馬の種付け料】
  2. 【全種牡馬数】÷【新系統に属する種牡馬数】
  3. 【全繁殖牝馬数】÷【新系統に属する繁殖牝馬数】
  4. 【全現役競走馬数】÷【新系統に属する全現役競走馬数】

既に確立している系統の支配率は、コースポで確認できます。 支配率が日本で5%、もしくは世界で2%に近い系統を探し、その系統の種牡馬頭数と種付け料の合計、繁殖牝馬頭数と評価額の合計を算出すれば、ある程度の目安になります。

年末にセーブして系統に属する種牡馬を増やし、「種付け料○○○万」で既存の系統の支配率が何%上がるかを、コースポで確認する方法もあります。

系統特性・能力因子

確立した新系統の系統特性は、以下の法則によって決まります。 繁殖後に能力因子が付く条件は「活性因子」を参考にして下さい。

  • 父・母の系統がともにSP系統の場合は、必ずSP系統になる。
  • 父・母の系統がともにST系統の場合は、必ずST系統になる。
  • SP系統×ST系統の場合は、必ずSP・STどちらかの系統特性が付く。
  • 父・母のどちらかがSP系統で、もう片方が特性なしの場合は、約50%の確率でSP系統になる。
  • 父・母のどちらかがST系統で、もう片方が特性なしの場合は、約50%の確率でST系統になる。

ダンジグ系ミスタープロスペクター系ブラッシンググルーム系がSP系統のため、繁栄するのはSP系統です。 残念ながら、ST系統で繁栄する系統はありません。 系統特性のない系統を、次の世代でSP系統にできると効果的です。 そのためには、80年代でブラッシンググルーム(確立している場合のみ)、サーゲイロード(スペシャル種牡馬)、レイズアネイティヴを〆にして繁殖牝馬を生産しておくといいでしょう。 そして、その繁殖牝馬で系統の後継馬を生産し、後継馬の系統を確立すれば、約50%の確率でSP系統になります。 とくに、これといった後継馬がいないブライアンズタイム系トニービン系マルゼンスキー系などを次の世代でSP系統にできると、配合の幅が広がります。

系統確立と親系統昇格の効果

新系統の確立(子系統確立)で、プラス効果が得られる配合理論はA~Gです。 親系統への昇格で、プラス効果が得られる配合理論はB・Hです。 とくに確立・昇格の効果が大きいのは、B・C・Hです。

  1. ニックス
  2. 母父○(まる)(能力因子が付く場合)
  3. 活力源化因子
  4. 昇華配合・融合配合(特性が付く場合)
  5. 活力補完
  6. メールライン活性配合
  7. ボトムライン活性配合
  8. 血脈活性化配合

具体的な例をあげて説明します。 下画像のX(種牡馬)とY(繁殖牝馬)を配合した場合、通常は血脈活性化配合、母父◎が成立しません。

ニックスを除く配合で得られる爆発力は、ネヴァーベント、ナスルーラ、ニジンスキー、パーソロン、プリンスリーギフト、ストームキャット、ダマスカスの活力源化因子による7のみです。

種牡馬X | ウイニングポスト8攻略 Sheep(2018/2017/2016/2015対応)
繁殖牝馬Y | ウイニングポスト8攻略 Sheep(2018/2017/2016/2015対応)

以下の定番の確立・昇格をすると、親系統ノーザンダンサー系とナスルーラ系が、ニジンスキー系・ストームキャット系・ネヴァーベント系・プリンスリーギフト系に分散され、名種牡馬因子が追加されます。

  1. テスコボーイ系確立
  2. ニジンスキー系昇格
  3. マルゼンスキー系確立
  4. リヴァーマン系確立(ネヴァーベント系昇格)
  5. ストームバード系確立
  6. サクラユタカオー系確立
  7. ストームキャット系昇格
  8. サクラユタカオー産駒の系統を確立(プリンスリーギフト系昇格)
種牡馬X(確立後) | ウイニングポスト8攻略 Sheep(2018/2017/2016/2015対応)
繁殖牝馬Y(確立後) | ウイニングポスト8攻略 Sheep(2018/2017/2016/2015対応)

結果、血脈活性化配合8本型(8)、サクラユタカオー母父◎(4)、リヴァーマン系、マルゼンスキー系、サクラユタカオー系、テスコボーイ系、ストームバード系の追加で活力源化因子(12)、種牡馬繋養施設Lv3(3)も加えると、アウトブリードで爆発力27になります。

そして、さらにXの系統を確立します。 確立時にXがサクラユタカオー系、ストームキャット系、ダマスカス系とニックス対象になるようにします。

Xと母父◎、血脈活性化配合7本型以上が成立し、大種牡馬因子と名種牡馬因子がそれぞれ1以上ある父サクラユタカオー、父ストームキャット、父ダマスカスの繁殖牝馬を予め生産しておけば、難しくありません。 これが系統確立を活用した、ニックス操作(後付)という方法です。

結果、さらにXの活力源化因子(1)、トリプルニックス(6)が加算され、アウトブリードで爆発力34以上が確定します。 かなり極端な例ですが、爆発力10以下が30以上になるので効果は絶大です。

ウイニングポストシリーズをやり込んでいる人だと、これに完全型活力補完昇華配合・融合配合なども成立させ、爆発力40以上にしてしまうのだと思います。

また、系統確立で活力補完も成立しやすくなります。 活力補完は完全型でないと爆発力アップしませんが、競争寿命(成長力)はアップします。 競争寿命(成長力)は非常に重要な要素です。 なので、種牡馬・繁殖牝馬の3代前の4系統に、系統を確立した馬が入る血統構成を考える事は重要です。

系統確立がメールライン活性配合ボトムライン活性配合に与える影響については、確立から数年間「流行血統」になりやすい事、確立した系統の祖先の系統が「零細血統」になりやすい事です。

例えばテスコボーイ系、サクラユタカオー系を連続で確立すると、テスコボーイ系とプリンスリーギフト系は高い確率で零細になります。(滅亡の可能性大) これを応用すればメールライン、ボトムラインの成立条件を満たす事ができます。

昇華配合・融合配合は、新系統に「系統特性」が付く場合のみ効果を得られます。 確実にSP系統になるリアルシャダイ系、ハギノカムイオー系、スズカコバン系などがこれに該当します。

系統を確立する方法

確立したい系統に属する種牡馬を6~7年間、毎年10頭以上種付します。 そして、生産した馬を所有して強引に種牡馬・繁殖牝馬にしていけば、ほぼ確実に系統を確立できます。 なので、初年度(82年)から10年間引退しない国内種牡馬であれば、どんな系統でも確立可能です。

ウイニングポスト8 2015以降のバージョンは、海外種牡馬でも確立可能です。 ただし、この方法だと非常に効率が悪く、複数の系統を同時進行する事が難しいです。 なので、効率良く系統を確立するポイントを、以下のA~Gの項目ごとに説明します。

  1. 新系統になる種牡馬、その系統に属する種牡馬の種付け料を上げる。
  2. 所有できる場合は、新系統になる種牡馬を必ず購入する。(シンジケートは絶対に結成しない)
  3. 確立に関係ない種牡馬の種付け料を、できるだけ上げない。
  4. 確実に確立する系統を妨害しない。
  5. 祖父系・父系と3世代続けて確立する。
  6. 系統に属する繁殖牝馬を増やす。
  7. 短命の史実馬、史実産駒のいない史実馬は優先して所有する。

A・種付け料を上げる

確立する種牡馬の種付け料を上げる事も重要ですが、その系統に属する種牡馬の種付け料を上げる事も重要です。 要するに、ブライアンズタイム系を確立したい場合、産駒のナリタブライアン、マヤノトップガンの種付け料を上げる事も重要だという事です。

ナリタブライアンが活躍すれば、ブライアンズタイムの種付け料は上がります。 ナリタブライアンは1500万で種牡馬になっても、3年経過すれば種付け料が下がります。 とくにナリタブライアンは短命なため、あっという間に500万以下になります。

なので、ブライアンズタイム系を確立したい場合は、ブライアンズタイムの種付け料は他の史実馬でキープできるので、ナリタブライアン産駒を自家生産した方が効率的なのです。(ナリタブライアン産駒もブライアンズタイム系になるため) また、種付け料を上げたい場合は、以下のH~Lに注意して下さい。

H
直仔産駒の活躍で種付け料は上がる。
I
種牡馬が所属する地域での直仔産駒のG1勝利、重賞勝利、本年獲得賞金が種付け料に影響する。
J
リーディングサイアーの獲得で、種付け料は一気に上がる。
K
引退後の種付け料はG1勝利数が最も影響する。
L
引退後の種付け料は重賞勝利数でも底上げできる。

注意すべき点はIです。 例えば、リヴァーマン(欧州種牡馬)の種付け料をトリプティク(父リヴァーマン)で上げたい場合、トリプティクで欧州の賞金の高いG1に勝利しないと、リヴァーマンの種付け料は上がらないという事です。 とくに海外種牡馬は、地域が移動する場合もあるので注意して下さい。

B・確立する種牡馬を所有する

確立する種牡馬を所有する理由は、「年間種付け数制限なし」「必ず27歳で引退」だからです。 シンジケートを結成しない理由は、「年間種付け数最大5」「決まった年度で引退」になってしまうからです。 なので、確立するまでは所有した方が安全です。 ただし、欧州・米国の支配率で確立する系統は、所有するべきではありません。 ストームキャット系デインヒル系エーピーインディ系などは、所有すると確立しない可能性もあります。

C・関係ない馬の種付け料を上げない

簡単に言うと、「系統確立に関係ない史実馬は活躍させるな!」という事です。 例えば、トウショウボーイ系を確立したい場合、全く関係ないトウカイテイオーで多数のG1を勝利すると、引退後のトウカイテイオーの種付け料だけでなく、シンボリルドルフの種付け料も上がります。

そうすると、トウカイテイオーとシンボリルドルフの種付け料が上がった分、トウショウボーイの支配率を増やす必要があります。 こういった事を繰り返すと、系統確立はどんどん難しくなります。

とくにサンデーサイレンス系が一気に支配率を伸ばす90年代後半以降は、これが致命的になり「確立したい系統の支配率が全然上がらない」といった事態に陥る危険があります。

なので、系統を確立しながら自家生産メインでプレイする場合は、「系統確立に関係ない有力史実馬を所有して未勝利で引退」といった事も必要になってきます。

D・自然確立する系統を妨げない

ストームキャット系エーピーインディ系は、米国の支配率で系統を確立し、親系統まで昇格する系統です。 そのため、ストームキャット、エーピーインディを所有して、繁殖後に米国へ戻さないと、系統が確立しない可能性があります。 ダンジグ系サドラーズウェルズ系なども、プレイヤーの過度の干渉によって、親系統に昇格しなくなる可能性があります。

ダンジグ系、サドラーズウェルズ系、ストームキャット系が親系統に昇格しないと、ノーザンダンサー系が分散されないため、配合にとっては大きなマイナスです。 なので、90年代後半以降に米国・欧州の支配率で自然確立(昇格)する系統の海外史実馬は、所有するべきではありません。

E・3世代続けて確立

最も効率的な確立方法です。 具体的な例をあげると、トニービン系、カンパラ系(父系)、カラムーン系(祖父系)を3世代続けて確立する場合、トニービン系の支配率を上げれば、カラムーン系、カンパラ系の支配率も上がります。

ただし、カラムーン産駒、カンパラ産駒を生産し、カラムーンとカンパラの種付け料を上げる必要もあります。 そうしないと、先にトニービン系が確立してしまい、取り返しのつかない事になります。

トニービンのように競走馬時代から所有可能な種牡馬の場合は、孫の世代の後継系統馬が誕生してから、系統確立をはじめた方が断然効率的です。 また、3世代続けて確立すれば、4世代前の系統が親系統に昇格します。(この場合はグレイソヴリン系が昇格) 系統を切れ目なく繋ぐ過程で、親系統に昇格できるので、この方法が系統確立の基本です。 注意点は、4世代前の系統が昇格するまでは、2世代前と3世代前の系統を滅亡させない事です。 滅亡してしまうと、昇格できません。

F・系統に属する繁殖牝馬を増やす

確立する系統の種牡馬を増やす事が最も重要です。 繁殖牝馬も支配率に影響するため、牡馬のみを所有して種牡馬を増やす方法は非効率です。

種牡馬になる条件は厳しいですが、プレイヤー所有の牝馬は必ず繁殖牝馬になります。 クラブ法人が所有する牝馬も必ず繁殖牝馬になります。 なので、確立する系統の繁殖牝馬を増やす事も重要です。

G・短命の史実馬は優先して所有

フォーティナイナー系のエンドスウィープ、ブライアンズタイム系のナリタブライアン、キングマンボ系のエルコンドルパサーなど、史実で短命な馬は、プレイヤーが所有しないとあっという間に引退します。 なので、短命な史実馬は優先して所有し、確立まで手放さないようにしましょう。

また、プレイヤーが所有しないと種牡馬入りしない史実馬も多数存在します。 史実産駒のいる種牡馬は確実に種牡馬になるので、史実産駒のいない馬を優先して所有した方が効率的です。

ウイニングポスト8 2018以降の系統確立

ウイニングポスト8 2018以降は、SH名鑑と新たな配合理論が追加されたため、系統確立の難易度が大きく下がりました。 確立が難しかった、ロベルト系バックパサー系カロ系なども、 83年からSH名鑑を使用すれば、比較的簡単に確立できます。(SH名鑑の入手方法は「ドリームマッチ攻略法」参照)

SH名鑑で生産した馬は、必ず能力因子が付くため、後継馬の生産にも役立ちます。 なので、所有可能な種牡馬で系統を確立する場合は、SH名鑑で孫の代の後継馬を生産して、それから確立を目指した方が効率的です。 以下のようにすれば、SP系統にする事もできます。

  1. ブライアンズタイムマヤノトップガン系(SP系統)マヤノトップガン×SP系統の繁殖牝馬で後継馬生産。
  2. トニービントニービン×SP系統の繁殖牝馬で後継馬生産(CC×SP系統の繁殖牝馬で後継馬生産。

Aは確実にSP系統になります。 Bは孫の代の後継馬が、高い確率でSP系統になります。 カンパラ系を確立せずに、トニービン系を確立する場合は、Bの方法でグレイソヴリン系を昇格させると効果的です。

確立する種牡馬の爆発力を上げておく

簡単に言うと、系統を確立する馬を競走馬として所有する場合は、以下の配合理論の成立条件を満たし、「爆発力が上がる要素を詰め込んでおけ」という事です。 ドリームマッチ配合、極限調教配合の成立条件は、簡単に満たせるので、必ず詰め込んでおきましょう。

  1. 3冠配合
  2. 100選配合
  3. ドリームマッチ配合
  4. 極限調教配合

以上の配合理論の条件をサクラユタカオー、シアトリカル、ラーイ、トニービン、フォーティーナイナー、キングマンボ、ディープインパクト、キングカメハメハ、ハーツクライなどで満たしておくと、爆発力が高めやすくなります。 結果的に自家生産メインの確立が楽になります。

確立する価値がある系統

価値のある系統 | ウイニングポスト8攻略 Sheep(2018/2017/2016/2015対応)

自然確立する系統、繋ぎの系統確立を除き、以下の3つの条件を全て満たす馬でないと、その馬の系統を確立する価値は殆どないと考えて下さい。(上画像も参考にして下さい)

条件1
対象種牡馬(青枠)が能力因子を2つ持っている。
条件2
対象種牡馬の2代前にあたる4系統(赤枠)が3種類以上の親系統で構成されていて、父と母の親系統が異なる。
条件3
対象種牡馬の系統特性がSP系統で、確立後もSP系統になる。(元々系統特性が無い種牡馬は該当しません)

条件1は、繋ぎの系統確立を除き、繁殖後に母父◎が成立しない系統は、確立する価値がないと考えて下さい。 繋ぎの場合も、後々の配合を考えると、できれば1つは能力因子がほしいところです。

条件2は、血脈活性化配合の成立に影響します。 ベストは4種類です。(全て親系統が異なる状態) 確立の過程で何れかの系統が親系統に昇格し、条件を満たせる場合は該当しません。

条件3は、ミスタープロスペクター系ダンジグ系の繁栄を考えると、SP系統の価値は非常に高いです。 なので、特性を失ってしまう系統確立は、はっきり言って勿体無いです。 SPがSTに変化する場合も、ST系統で繁栄する系統が無いため、配合でのプラス要素を考えると、殆ど価値がないと思います。

ダンジグ系、ミスタープロスペクター系は、これに該当する種牡馬(ゴーンウエスト等)が多いので、後継系統は必ずSP系統になる馬を選択するべきです。

第2条件

上の条件1条件2条件3を全て満たし、且つ以下の4~14の条件に5以上該当する種牡馬は、確立する価値が高い系統と考えて下さい。

条件4
対象種牡馬の血統内にノーザンダンサーから繋がる系統の血が入っていない。
条件5
対象種牡馬の2代前となる4系統(赤枠)の親系統にノーザンダンサー系、ナスルーラ系、ミスタープロスペクター系、セントサイモン系が2系統以上入っていない。
条件6
対象種牡馬の2代前までの全祖先(緑枠)が能力因子を持っている。
条件7
対象種牡馬の父と父父が系統を確立している。
条件8
対象種牡馬の父と母父が系統を確立している。
条件9
対象種牡馬の父が系統を確立している。
条件10
対象種牡馬の2代前となる4系統(赤枠)の親系統が全て異なる。
条件11
対象種牡馬の2代前となる4系統(赤枠)が全て零細である。
条件12
対象種牡馬の2代前となる4系統(赤枠)が全て能力因子を持っている。
条件13
対象種牡馬の系統を確立する事で、何れかの系統が親系統に昇格する。
条件14
対象種牡馬の父と母がともにSP系統である。

条件5に関しては、繁栄している系統の血を入れ過ぎると、大きな爆発力を得られる相手が限定されるからです。 セントサイモン系は繁栄しませんが、2代前の4系統(親系統)に血が入っている馬が非常に多いため、条件に加えています。

価値のない系統確立

上の条件を満たしていない系統確立が、全く無価値なわけではありません。 ただし、ノーザンダンサー、ミスタープロスペクターから繋がる系統で、父が系統を確立していない種牡馬は、確立する価値が全くないと思います。 デピュティミニスター系などがこれに該当します。

価値がない理由は、子系統数の多いノーザンダンサー系の馬をこれ以上確立しても、配合にとって殆どプラスにならないからです。 また、デピュティミニスター系を価値のある系統確立にする方法もあります。

  1. ヴァイスリージェント系(父)確立
  2. デピュティミニスター系確立
  3. フレンチデピュティ系確立
  4. クロフネ系確立
  5. 01~04でヴァイスリージェント系が親系統に昇格

以上のようにすれば、そこそこ価値のある系統確立になります。 ですが、こんな面倒な事をするくらいなら、既に確立しているリファール系、90年代に確立するヌレイエフ系を繋いで、親系統に昇格させた方が、簡単且つ効果的だと思います。

確立例

はじめて系統確立に挑戦される場合は、比較的簡単なテスコボーイ系、リヴァーマン系、マルゼンスキー系がおすすめです。 少し慣れてきたら、ヘイロー系の確立を目標にするといいでしょう。

確立年表

白字(■)は確実に自然確立する系統、赤字()は親系統に昇格する系統、青字()は自然確立する可能性がある系統、緑字()はプレイヤーが干渉しないと確立できない系統となります。

82~90年
ボールドルーラー系テスコボーイ系・ミルリーフ系・ミスタープロスペクター系・シャーペンアップ系ロベルト系ブラッシンググルーム系バックパサー系カロ系アリダー系ファピアノ系
91~99年
ダンジグ系・リヴァーマン系ネヴァーベント系ミスタープロスペクター系・ヌレイエフ系・ヒズマジェスティ系トウショウボーイ系マルゼンスキー系ヘイロー系シャーリーハイツ系ノーザンテースト系シアトルスルー系・サドラーズウェルズ系・ストームバード系カーリアン系シーキングザゴールド系サクラユタカオー系カラムーン系カンパラ系リアルシャダイ系クリス系デヴィルズバッグ系グリーンデザート系ラムタラ系
00年以降
サンデーサイレンス系・ストームキャット系・エーピーインディ系・トニービン系フォーティナイナー系ゴーンウエスト系ブライアンズタイム系キングマンボ系デインヒル系ダンジグ系サドラーズウェルズ系サンデーサイレンス系レッドランサム系ストームキャット系ダンシングブレーヴ系モンジュー系エーピーインディ系デインヒル系・ガリレオ系・ディープインパクト系キングカメハメハ系ジャイアンツコーズウェイ系ダンシリ系デインヒルダンサー系ニューアプローチ系

系統保護

プレイヤーが保護しないと、滅亡してしまう系統は多数存在します。 系統確立で親系統を増やしても、それ以上の親系統が滅亡してしまうと意味がありません。 ですが、全ての系統を保護する必要はありません。 なので、保護する価値のある系統か、見極める必要があります。

また、テスコボーイ系確立後のプリンスリーギフト系、サクラユタカオー系確立後のテスコボーイ系、シャーペンアップ系確立後のエタン系など、新たな系統の確立で滅亡する系統もあります。 3世代連続確立で、3代前の系統を親系統に昇格させたい場合、2代前~3代前の系統が滅亡してしまうと、昇格できなくなるので注意して下さい。

保護する価値がある系統

  1. 系統特性がSPの系統。(ザボス系・オーエンテューダー系など)
  2. その系統が所属する親系統に子系統が1つしかない系統。(ダンテ系・エクリプス系など)
  3. 確立前に所属していた子系統。(テスコボーイ系確立後のプリンスリーギフト系など)

保護する価値がある系統は上の3つです。 Cは昇格に影響するので最優先です。 ST系統は殆ど発展しないため条件に加えていませんが、ST系統を中心に発展させる場合は保護して下さい。

滅亡する可能性がある系統

以下は滅亡する系統と、高い確率で零細になる系統です。 赤字は早急に保護しないと滅亡する系統、緑字はいずれ高い確率で滅亡する系統となります。

子系統 親系統
エクリプス系 エクリプス系
ダンテ系 ダンテ系
テディ系SP テディ系
ベンドア系 ベンドア系
ザボス系SP ベンドア系
モスボロー系 ベンドア系
ネアルコ系 ベンドア系
ハイペリオン系 ハイペリオン系
オリオール系ST ハイペリオン系
オーエンテューダー系SP ハイペリオン系
カーレッド系 ハイペリオン系
ロックフェラ系 ハイペリオン系
セントサイモン系 セントサイモン系
ヒンドスタン系 セントサイモン系
ボワルセル系ST セントサイモン系
プリンスローズ系 セントサイモン系
マッチョム系 マッチョム系
スインフォード系 スインフォード系
フェアウェイ系(ST フェアウェイ系
ハンプトン系(ST ハンプトン系
エルバジェ系ST ハンプトン系
ファイントップ系 ハンプトン系
ボールドルーラー系 ボールドルーラー系
ニアークティック系(SP ニアークティック系
トムフール系 トムフール系
ロイヤルチャージャー系 ロイヤルチャージャー系
サーゲイロード系(SP ロイヤルチャージャー系
ヒムヤー系 ヒムヤー系
ネイティヴダンサー系 ネイティヴダンサー系
エタン系 ネイティヴダンサー系
レイズアネイティヴ系SP ネイティヴダンサー系

上表以外にも、上記で説明した系統の確立によって滅亡する系統があります。 複雑な例をあげると、ロベルト系、ヘイロー系、サンデーサイレンス系、デヴィルズバッグ系を確立すると、ヘイロー系とヘイルトゥリーズン系は確実に滅亡します。

ただし、この場合はヘイロー系とヘイルトゥリーズン系が、滅亡前に親系統へ昇格するので、滅亡しても問題ありません。 問題があるのは以下のような場合です。

テスコボーイ系、サクラユタカオー系を確立すると、プリンスリーギフト系とテスコボーイ系は高い確率で滅亡します。 さらにサクラバクシンオー系を確立して、プリンスリーギフト系を昇格させたい場合、プリンスリーギフト系とテスコボーイ系が滅亡していると、昇格できなくなります。 なので、確立する系統が確立前に所属していた子系統の保護は、最優先と考えて下さい。 そうしないと、系統確立で系統を繋いでいく意味がなくなってしまいます。

系統保護のやり方

滅亡する系統を保護したい場合は、以下のどちらかを満たす種牡馬を生産すると効果的です。 ベストは両方を満たす種牡馬です。 また、史実馬で保護する方法は、牧場の種牡馬数を圧迫するだけなのでおすすめしません。(手放すと引退)

  • 血統内に大種牡馬因子、名種牡馬因子がそれぞれ1以上あり、2代前の4系統の親系統が全て異なる種牡馬を生産して保護する。(爆発力を大きくしやすい)
  • 2代前の4系統の親系統が全て異なり、2代前までの全ての先祖が零細の種牡馬を生産して保護する。(ボトムライン活性配合Wサヨナラ配合が成立しやすい)

注意点は、ノーザンダンサー、ミスタープロスペクターから繋がる系統の血を入れない事です。 要するに、「主流系統の血は一切入れるな」という事です。 これをやってしまうと、保護する価値が半減します。 できるだけマイナー系統で固めた種牡馬を生産した方が、後々の配合でプラスになります。