必要な牧場施設の判断材料について
放牧場のスペースには上限があるため、全ての牧場施設を建設する事は不可能です。 なので、建設する価値がある牧場施設を私なりにまとめました。
必ず建設すべき牧場施設
以下の牧場施設は、必ず1つは建設すべきです。 この施設を建設しないと、育成だけでなく競走馬の疲労や調子にも影響します。 ウイニングポスト8 2018以降は、ロンギ場も重要な施設だと思います。 ですが、スペースを考えると諦めるしかないと思います。
建設しなくても問題ない施設
以下の牧場施設は、建設する価値がないわけではありません。 この施設を建設するよりも、他の施設を複数建設した方が大きな効果を得られるので、そのための撤去候補となる施設と考えて下さい。
複数建設の効果が大きい施設
2個目の建設は、ウイニングポスト8 2015以降のバージョンでないとできません。 以下の牧場施設は、複数建設の効果が非常に大きい施設です。
この3施設を全て複数建設すると、競走馬の疲労と調子が管理しやすくなり、幼駒の育成中の怪我(コズミ等)も殆どなくなります。 なので、結果的に牧場での育成効果が飛躍的にアップします。 ただし、この3つは相乗効果が大きい施設なので、1つでも欠けると効果は半減します。 要するに、3つとも複数建設しないと、大きな効果が得られないという事です。
状況に応じて建設する価値がある施設
以下の牧場施設は、目的に応じて必要になる施設と考えて下さい。 サロンは岸谷みゆきと如月英理子のイベント、ロンギ場は牧野双葉、観光施設はクラブ法人、集団馬房と温泉施設は世界頂上決戦に影響します。 従業員宿舎は牧場長を除くスタッフが8人以上になったら、建設を考えるといいでしょう。
基本施設
- Lv2
- 12億(16週)
- 効果
- 放牧場に建設できる施設の最大数が10になる。
海外牧場は初期状態でLv2です。 施設の建設場所にこだわる場合は、最初に拡張しておきましょう。 それ以外は、建設期間が長く資金もかかるので、設置場所が足りなくなってから拡張しましょう。
牧草
健康のみに影響するようなので、Lv3にしても喉なり、脚元不安といった持病の発生率は変わりません。 そのため、最優先で拡張すべき施設ではありません。 また、高松凱旋のイベントをクリアするには、Lv3にする必要があります。
厩舎
- 場所
- 放牧場
- Lv2
- 5億(12週)
- Lv3
- 7億(16週)
- 効果
- 所有できる繁殖牝馬数がLv1で5頭、Lv2で10頭、Lv3で20頭になる。 海外牧場は5頭→7頭→10頭になる。
繁殖牝馬数は国内分場の建設条件にも影響します。 なので、自家生産メインでプレイする場合は、最優先で拡張したい施設です。
ウォーキングマシン
- 場所
- 放牧場
- Lv1
- 2億(8週)
- Lv2
- 4億(12週)
- Lv3
- 6億(16週)
- 効果
- 休養馬、故障馬の疲労回復率がアップする。
- 複数効果
- 繁殖牝馬の受胎率がアップし、脚元不安などの健康に問題のある馬が産まれにくくなる。
- 得意施設
- 宝塚菊夫、精武万作
競走馬の疲労回復は重要です。 なので、必ず1つは建設すべきです。 受胎率のアップ、短期放牧した場合の疲労回復、脚元不安が産まれる確率の低下、産まれてくる幼駒の質(健康・サブパラに影響)が良くなるなど、複数建設効果が非常に大きい施設です。
また、海外種牡馬など、引退までの期間がない種牡馬の不受胎は困るので、牧場長の種付けが5(最大)になるまでは複数建設しておくべきだと思います。
集団馬房
基本的に2歳入厩前が、牧場の育成で最も能力がアップしやすい時期なので、その期間を短縮させてしまうのは勿体無いです。 なので、建設しなくても問題ない施設だと思います。 ただし、世界頂上決戦の2歳戦を確実に勝利したい場合のみ、複数建設もアリだと思います。
種牡馬繋養施設
- 場所
- 放牧場
- Lv1
- 3億(8週)
- Lv2
- 5億(12週)
- Lv3
- 7億(16週)
- 効果1
- 所有できる種牡馬数がLv1で5頭、Lv2で10頭、Lv3で20頭になる。 海外牧場は5頭→7頭→10頭になる。
- 効果2
- Lv3拡張で海外種牡馬の種付けが可能になる。
- 効果3
- Lvと同数の爆発力がアップする。
- 建設条件
- プレイヤー所有の牡馬でG1を勝利する。
海外種牡馬をできるだけ早い年代から種付けするために、Lv3の名声条件(無印1万・2015以降1000)を満たしたら、最優先でLv3まで拡張したい施設です。
引き継ぎデータの場合は、ミスターシービーで2歳海外G1を酷なローテで勝利すれば、1983年5月1週までにLv3完成も可能です。 2017以降はお守りボーナスで建設期間を短縮できるので簡単です。
観光施設
- 場所
- 放牧場
- Lv1
- 2億(8週)
- Lv2
- 4億(12週)
- Lv3
- 6億(16週)
- 効果1
- 所有している種牡馬・繁殖牝馬・幼駒の人気(評判)がアップする。
- 効果2
- 月の観光収入がLv数×500万増える。 得意施設「観光施設」のスタッフ配置で、さらに+200万増える。
- 複数効果
- 所有している種牡馬・繁殖牝馬・幼駒の人気がさらにアップする。
- 得意施設
- 栗原美穂
2つ建設するとクラブ馬の売れ行きがアップします。 年間の観光収入が100億ぐらい増えるなら建設する価値もあると思いますが、スズメの涙なので、建設する価値はありません。
サロン
- 場所
- 放牧場
- Lv1
- 2億(8週)
- Lv2
- 4億(12週)
- Lv3
- 6億(16週)
- 効果
- 騎手、調教師と知り合う機会が増える。(幼駒の情報を聞ける)
- 複数効果
- 調教師からの依頼が来やすくなる。
- 得意施設
- 安田千六
早い年代で優秀な調教師と知り合うことができ、優秀な幼駒の情報も得られるので序盤には有効な施設です。 岸谷みゆきを攻略したい場合は必須です。 如月英理子を早期攻略したい場合も、設置しておくといいでしょう。 ただし、以上の目的を達成後は必要ありません。 というよりも、育成にプラス要素がない施設なので、設置する価値はないと思います。
また、サロンで友好度0の騎手・調教師から聞ける幼駒の情報は、銀レベルの馬の場合も多々あります。 リセットを活用すれば、その情報を一気に聞き出すことも可能です。 詳細は「サロンで優秀な幼駒の情報を効率良く集める方法」を参考にして下さい。
獣医施設
- 場所
- 放牧場
- Lv1
- 2億(8週)
- Lv2
- 4億(12週)
- Lv3
- 6億(16週)
- 効果1
- 幼駒・競走馬の疲労回復と持病の改善。
- 効果2
- 繁殖牝馬の受胎率アップ。
- 効果3
- 持病のある馬が産まれにくくなる。
- 複数効果
- 牧場での怪我発生率が低下。
- 得意施設
- 春日優馬、天童千歳
必ず建設すべき施設です。 複数建設でコズミなどの育成中の怪我発生率が低下するので、結果的に牧場での育成効果がアップします。(効果大) なので、牧場での育成を重視する場合は、複数建設の価値が非常に高い施設です。 また、高松凱旋を攻略する場合は、レベル3にする必要があります。
温泉施設
- 場所
- 放牧場
- Lv1
- 2億(8週)
- Lv2
- 4億(12週)
- Lv3
- 6億(16週)
- 効果
- 競走寿命の減少を抑える。
- 複数効果
- 競争寿命が尽きた馬を長期放牧すると、競争寿命が回復する。
- 得意施設
- 丸瀬文作
効果は微々たるものなので、設置しなくても問題ない施設です。 複数設置の効果が大きいので、系統確立で種付け料をキープしたい時など、状況によって複数建設もアリだと思います。 競走寿命の回復については、「温泉の競争寿命回復を有効活用」を参考にして下さい。
サイロ
- 場所
- 放牧場
- Lv1
- 2億(8週)
- Lv2
- 4億(12週)
- Lv3
- 6億(16週)
- 効果
- 幼駒数がLv1で10頭、Lv2で15頭、Lv3で20頭まで、育成効果の低下を抑える。
- 得意施設
- 坂上雲仙
毎年10頭以下しか生産しない、もしくは所有しない幼駒は全てセールで売却するといった場合は必要ないと思います。 それ以外は、牧場での育成効果が大きく低下するので、必ず建設すべきです。
というよりも、セールまでに幼駒の能力を判別する方法がオート進行しかないので、建設しないという選択肢はないと思います。
ロンギ場
- 場所
- 放牧場
- Lv1
- 2億(8週)
- Lv2
- 4億(12週)
- Lv3
- 6億(16週)
- 効果
- 幼駒の精神力がアップしやすくなる。
- 複数効果
- 1歳秋に回り苦手が判別できる。
- 建設条件
- 鳴尾草平と知り合いになる。
- 得意施設
- 牧野双葉、夢見月紫苑
牧野双葉と知り合うために必要な施設です。 効果の低い施設なので、他の牧場施設を複数建設したい場合は撤去候補となるでしょう。
ウイニングポスト8 2018以降は、入厩後に精神を上げる事が難しいため、建設する価値が高くなったと思います。 また、複数建設は「回り苦手の判別」の効果しかないので必要ありません。
花壇
- 場所
- 放牧場
- Lv1
- 2億(8週)
- Lv2
- 4億(12週)
- Lv3
- 6億(16週)
- 効果
- 幼駒の賢さがアップしやすくなる。
- 複数効果
- 放牧時の調子の低下が減少し、帰厩時の調子が上がりやすくなる。
- 得意施設
- 牧野若葉、穂高さくら
必ず建設すべき施設です。 牧野若葉と知り合うために必要なので、間接的に牧野双葉にも影響します。 複数建設の効果が大きく、1週放牧で調子を上げたい時に非常に役立ちます。 ウォーキングマシンも複数建設すれば、短期放牧の効果が飛躍的にアップします。
賢さは配合と育成に影響する重要な能力です。 なので、得意施設が花壇の牧場長は、優先して育てておくといいでしょう。 また、ウイニングポスト8 2018以降は、入厩後に賢さを上げる事が難しくなったため、より価値が上がったと思います。
従業員宿舎
- 場所
- 放牧場
- Lv1
- 2億(8週)
- Lv2
- 4億(12週)
- Lv3
- 6億(16週)
- 効果
- 配置できるスタッフ数がLv1で7人、Lv2で11人、Lv3で15人まで増える。
- 建設条件
- 配置可能な牧場スタッフが4人以上になる。
得意施設にスタッフを配置する事を前提で説明します。 その牧場に配置可能なスタッフが8人以上いる場合は、他の施設を撤去しても、それ以上の効果が得られる可能性があります。 ただし、国内・分場・米国・欧州の全牧場にスタッフを4人ずつ配置するには、牧場長を含めた計16人のスタッフが必要です。 なので、かなり計画的に子孫と牧場長を結婚させないと、この施設が必要になる事はないでしょう。
坂路
- 場所
- 育成場
- Lv2
- 5億(12週)
- Lv3
- 7億(16週)
- 効果1
- 1歳~2歳入厩時までの育成でパワーがアップしやすくなる。(腰の甘さ改善)
- 効果2
- Lv3の場合は冬季(12月~2月)の育成効率の低下を防ぐ。
- 得意施設
- 大原佳子、日高悠希、霧島ミカ
腰の甘さも改善できるので、できるだけ早めにLv3まで拡張しておきたい施設です。 特性がパワー、得意施設が坂路の牧場長を配置すると、大きな効果が得られます。
トラックコース
牧場長の特性に瞬発力があり、得意施設がトラックコースのスタッフを配置すると、通常よりも大きな効果が得られます。 牧場長が篠原で瞬発力の特性が付けば、1人で両方補えます。
角馬場
柔軟性はあまり重要な能力ではありません。 なので、角馬場にスタッフを配置するのは後回しにして、他の施設への配置を優先した方が効果的です。 ただし、牧場長が緒河源の場合は、特性も柔軟性なので、角馬場に配置するのがベストだと思います。
ゲート
米国競馬場で高井駆と知り合うと、建設可能になる施設です。 他の育成場の施設と比べると効果が低く感じます。 なので、効果を上げたい場合は、得意施設がゲートのスタッフを配置しましょう。
逍遙馬道
- 場所
- 育成場
- Lv1
- 2億(8週)
- Lv2
- 4億(12週)
- 効果
- 1歳~2歳入厩時までの育成で溜まる疲労を回復する。
- 建設条件
- 他の育成場の施設を充実させると建設可能になる。
- 得意施設
- ウィルガスト
育成場で最も重要な施設です。 逍遙馬道・獣医施設×2・ウォーキングマシン×2が全てレベルMAXだと、育成中の軽い怪我(コズミ等)がほぼ0になるので、結果的に育成効果が飛躍的にアップします。
たぬき・トーテムポール・小便小僧
- 場所
- 放牧場(スペース必要なし)
- 建設費用
- 2億(たぬき)/4億(トーテムポール・小便小僧)
- 効果
- 能力の高い幼駒がいると、4月~5月に放牧地内に出現する。
- 建設条件
- 基本施設Lv2の状態で、放牧場にLv2以上の施設が8以上ある。(ウイニングポスト8 2015以降のバージョンのみ建設可)
たぬきは国内、トーテムポールは米国、小便小僧は欧州の牧場に建設できます。 スピードB以下の幼駒しかいない場合も出現するため、「能力の高い幼駒」の定義は曖昧です。
馬運車
- 場所
- 放牧場(スペース必要なし)
- 建設費用
- 2億
- 効果
- 遠征時の精神力によるロスを軽減し、レースでの故障率が低下する。
- 建設条件
- 守永真彩の秘書チャレンジ「配合・育成・調教評価の平均A以上」の報酬。(ウイニングポスト8 2016以降のバージョンのみ建設可)
ウイニングポスト8 2016から追加された、精神力の低い馬のために最優先で建設しておきたい施設です。 効果は非常に大きく、地方遠征・海外遠征が確実に勝ちやすくなります。 なので、精神力の低い馬を遠征させたい場合は、必要不可欠な施設だと思います。
メリーゴーランド
- 場所
- 放牧場(スペース必要なし)
- 建設費用
- 1億
- 効果1
- 6月~8月の観光収入+3000万。
- 効果2
- 放牧場にある一部の施設の効果が大きくアップする。
- 建設条件
- 無料DLC。(ウイニングポスト8 2016以降のバージョンのみ建設可)
ウイニングポスト8 2016から追加された、建設スペースが必要ない放牧場の施設です。 育成に与える効果が非常に大きいので早めに建設しておきましょう。 観光収入もプラスになるので2年で元はとれます。
お守り奉納所
- 場所
- 放牧場(スペース必要なし)
- 建設費用
- 4億
- 効果
- お守りボーナスが使用可能になる。
- 建設条件
- 基本施設Lv2の状態で、Lv2以上の放牧場の施設を10個以上建設しており、且つ種類に関係なくお守り累計数が10個以上。(ウイニングポスト8 2017以降のバージョンのみ建設可)
ウイニングポスト8 2017から追加された施設です。 引き継ぎデータを使用する場合は、永続効果の建設割引・建設期間短縮・施設維持費割引が使用可能になるので、必ず最初に建設すべき施設です。
とくに「牧場施設の工事期間を短縮」は、Lv3の工事期間を約1ヶ月短縮できるので、最優先で使用しておきたいお守りボーナスです。
効果の大きい管理人イチオシの配置
以上が育成効果の大きい管理人イチオシの配置です。(■は複数建設) ウォーキングマシンと獣医施設の複数建設で、育成中の軽い怪我(コズミ等)が殆どなくなります。 2017版から追加された強化トレーニングで、「強め→そのままトレーニングを続ける」を選択しても、殆ど故障する事はありません。
花壇の複数建設は、賢さだけでなく調子のキープもしやすくなるため、結果的に好成績につながります。 ウォーキングマシンも複数建設しているので、短期放牧の効果も大きいです。
この配置に得意施設が獣医施設、ウォーキングマシン、花壇、坂路、トラックコースのスタッフを配置する事で、さらに大きな効果が望めます。